予防医学コンサルタント業務

グローバル化や情報テクノロジーの進歩など、企業を取り巻く状況は大きく変化しています。企業がこのような変化に適応し、生き残るには、社員一人ひとりが“健康“かつ”モチベーション高く仕事に取り組むことが重要になります。働き方改革が言われる中で、仕事の質と生産性の向上、社員のエンゲージメント、組織風土の改善など、本当の意味での企業に貢献する予防医学のアプローチが必要です。

1.健康経営銘柄への取得支援 

健康経営は、単に社員に「健康」に働いてもらうだけではなく、企業のパフォーマンスに影響する「投資」であるとの認識が必要です。健康経営銘柄の取得は、人を大切にする企業として、その取り組みを対外的にアピールできるだけでなく、良い人材の確保や社員への働きやすさの改善、健康意識の向上に貢献いたします。
私たちは、健康経営銘柄取得に向けたノウハウを持っています。健康経営銘柄や健康経営優良法人(ホワイト500)認定のための要件を満たすために、何から着手すればよいのか、具体的に何を実施すればよいのか、について提案いたします。

企業の現状を分析し、取得に向けた課題点と改善案を提案し、必要かつ最善のアプローチで支援できるのは、産業医として健康経営の銘柄取得に関わってきた経験のある私たちの強みです。

2.社員の活力向上の対策

プレゼンティズムという言葉が、近年、生産性向上や産業衛生の分野で話題となっています。欠席を意味するアブセンティズムは、欠勤や休職、あるいは遅刻早退など、職場にいることができず、業務に就けない状態を意味し、メンタルヘルスの予防と対策はこれまでここを中心に行われていました。
しかし近年、職場のパフォーマンスに与える影響は、アブセンティズムよりも、プレゼンティズムの方が大きいことが明らかになっています。

プレゼンティズムとは、「出勤しているにも関わらず、健康上の問題により、充分にパフォーマンスが上がらない状態」を意味します。アメリカで行われた研究によると、健康リスク数が増えるほど労働生産性の損失割合は上昇しており、その傾向は、プレゼンティズムで顕著です。
そして最も大きく、かつ深刻なプレゼンティズムは、睡眠と精神衛生の問題から生じており、その解決のためには、社員の活力を向上させて、仕事へのエンゲージメントを高めること、信頼できる職場環境を醸成することなどが必須になります。産業医学と精神医学の専門家だからできることがあります。